通信販売は、これから最も伸びていくことが予想される販売方法です。特に少子高齢化の影響から、７０代以上の人向けの商品は大注目と言われています。社団法人日本通信販売協会（JADMA）による消費者の利用実態調査報告をみると、特に近年大きな伸びを見せているのは驚くことに７０代以上の通信販売利用となっています。
さらに、今後団塊世代のリタイヤ層が生まれてくることで、一層通信販売の利用者が増えるものと思われます。団塊世代の男性は特に趣味が多く、趣味にお金をかけることを厭わない傾向があると言われているので、欲しい商品を妥協なくじっくり選ぶことのできるインターネットショッピングは、大注目の方法です。今後は、これら高齢者向けのカタログの準備などにいかに工夫をしていけるかが、通信販売を行う上での鍵となってくることでしょう。
通販を利用する人というと、これまではどうしても自宅にいる女性といったイメージが強くありましたが、現在においてはそれは間違った固定観念です。通信販売を利用する人の層は時代の変化とともに大きく様変わりをしてきています。その購買層の変化は、当然のことながら取り扱う商品の数や種類にも大きな影響が及ぼされます。
消費者のニーズに敏感に反応し、使いやすく安心を与えることのできるしくみであるかどうかが、通信販売をする上でもっとも大切なことと言うことができるでしょう。通販は今後も期待ができるビジネスです。